エンジニア的方法論

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エネルギー管理士、公害防止管理者(大気1、水質1)エンジニアの雑記。趣味や育児や仕事に関しての綴っています

ホントの狙いは別にあるのでは?トランプ大統領のパリ協定離脱

Road to Lac St Jean 074

パリ協定:「離脱、再考を」…科学者らトランプ氏に要請.

【ワシントン山本太一】地球温暖化対策の新たな国際的枠組み「パリ協定」からの離脱を検討している米トランプ政権に対し、国連や科学者、企業が離脱を思いとどまるよう働きかけを強めている。雇用確保や経済活動を促進しようと、環境保護目的の産業界への規制を減らしているトランプ氏。ただ、大統領選中に離脱すると主...

ソース: http://google.com/newsstand/s/CBIw7NuBtjQ

 

 

こんにちはmasaです

 

パリ協定について

 


起草
2015年11月30日 - 12月12日

署名
2016年4月22日(ニューヨーク)

効力発生
2016年11月4日

寄託者
国際連合事務総長

条約番号
平成28年条約第16号(日本について効力発生:2016年12月8日[1])

言語
アラビア語、中国語、英語、フランス語、ロシア語、スペイン語

主な内容
気候変動の脅威に対する世界全体での対応の強化

関連条約
気候変動枠組条約

 

1997年の京都議定書では「温室効果ガス」自体を削減することを目標としていました

京都議定書の目標>

先進国全体の温室効果ガス6種の合計排出量を1990年に比べて少なくとも 5%削減すること

 

一方で2015年のパリ協定では「平均気温上昇の抑制」が目標になっています

<パリ協定の目標>

産業革命前からの世界の平均気温上昇を「2度未満」に抑える。さらに、平均気温上昇「1.5度未満」を目指す。

 

 

 つまり「温室効果ガス」と「平均気温上昇の抑制」の因果が明確であるという考え方のもとで出来たルールなんですね。

これは「環境問題のウソ」ファン(古い本ですけど良書だと思いますよ)の私からすると疑問を抱かざるを得ないです

 


環境問題のウソ [ 池田清彦 ]

 

この本は知らないけど、この著者のお名前には見覚えがあるという皆様はおおいのではないでしょうか

 

そうです。ほんまでっかTV等で「すごい人」と褒めたたえられている池田先生なんです

さすがに古い本なのでブラックバス問題やダイオキシン問題等古い話題も多いですが科学的根拠を示したうえでの環境問題論はとても面白いです

 

 

話がそれましたが

 

トランプさんのほんとの狙いは何か。

 

以下個人的見解です

 

①パリ協定離脱(これは米国にとって大したイベントではありません。京都議定書も離脱していますし)

 

②環境規制緩和で設備投資誘致(誘致というか強制ですけどね。)

 

③数年後に「やっぱ環境って大事だわ。環境規制設けます。違反は罰金or増税な」

 

④アメリカの税収アップ。

 

⑤法律違反を盾に貿易赤字国との間に米国に有利な条件で条約締結し、貿易赤字問題解決

 

⑥トランプはヒーロー

 

 

まとめ

環境問題は、「環境」が大事なのではなく「政治」をからめやすい事が大事なのです。

無条件に大衆が善悪の判断をしてくれる事象ほど政治に使いやすいものはないですからね。

なんだか「思想」っぽい話になってしまいました。あまり「思想」っぽい話は好きではないので気を付けて書かないといけませんね