エンジニア的方法論

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エネルギー管理士、公害防止管理者(大気1、水質1)エンジニアの雑記。趣味や育児や仕事に関しての綴っています

結局家事は夫婦で分担すべきか否か~プロジェクト運営の視点から家事育児を考える~

Rome visit, June 2008 - 57

 

こんにちはmasaです

 

今回はなんだか高尚になりそうなテーマですが

綺麗事ばかりにならないよう書きたいと思います

 

皆様は下のような論争を雑誌、テレビなどで見たことはありませんか?

「「家事は女がやるべきだ」なんてふざけるな!」

イクメン!」

男女共同参画社会」

一億総活躍社会」

 

基本的には小難しいやりとりも

「俺は仕事でつかれてるんだから家のことぐらいおまえ(妻)がやれ」

「俺は仕事している、おまえ(妻)は専業主婦だから俺は家事をしなくてもいい」

という言葉に集約されるように思います

(もちろん、上の言葉は手を変え、品を変え、オブラートに包んだ表現をされますが)

 

家事は妻がすべきか

 

Antarctica

 

夫も妻も仕事をしている場合、議論の余地なく家事は分担(なんなら全部夫でも)すべきだと考えます。

問題なのは妻が専業主婦の場合。

 

夫=外で仕事して、お金稼ぐ

妻=家事育児

 

という分担が本当に適性でしょうか

 

 

家庭というプロジェクトを運営すると考えてみる

 

妻が担当している業務(家事育児)の負荷は適正ですか?

プロジェクトメンバーの業務負荷の把握は必須です

プロジェクトメンバーのメンタルケアも必須です

この両面から考えて家庭がうまく回っているか。を問う必要があります

 

その結果、うまくまわっていない・愚痴不満フラストレーションがたまっている様であれば、プロジェクト主要メンバーである夫のサポートという業務が発生するのは当然のことのように思います。

 

 

望んで専業主婦になっているのか

 

意外と専業主婦になりたくてなっている人は少ないんです。子育てを考えると通常通り勤務するなんて不可能に近い。保育園や幼稚園に預けられるのは7:30~(仮)みたいな就業開始(終了)時間との衝突や、子どもが保育園で熱を出したら必ず迎えに行かなければならないという縛りなど色々あって、仕事で自己実現したいけどあきらめざる得ない人も一定数います。

 

それを示すのが下記データです

 

出典:内閣府男女共同参画白書 平成28年度版」

<希望する職業別形態>

正規社員:17.6% 非正規社員:70.8% 自営業主:5.3% その他:6.3%

<求職していない理由>

出産育児のため:32.9% 介護看護のため:6.2% 健康上の理由:13.1%

その他:18.0% 適当な仕事がありそうにない:29.8%

 

まとめ

最近よく言われるのは、家事を手伝っている夫ほど、育児に参加している夫ほど出世しているという統計がある。ということをよく聞きます。

 

これには2つの理由があると思います

①自制心がつよい(我慢できる)

 つまり、妻の小言対応がうまいということ

 別の言い方をすると、自制がある程度気持ちいいということ(たとえばランニングをして健康を保っているなど、苦しい思いをしてでも自分を理性でコントロールできていること自体に快感を覚えることが出来る人)

②家庭の中にある「業務の全体量」を把握できており、自分もその業務を受け持つべきかどうかを客観的に判断できている。

つまり、「疲れている」ということだけでを見ることを放棄していないということです

 

この2点をみるとあながち家事を手伝っている夫ほど、育児に参加している夫ほど出世しているという統計がある。も嘘じゃない気がしますね